MESSAGE
代表紹介
私は前職のワイン専門商社でバイヤーを務め、150社を超える海外ワイナリーの日本正規代理店業務に携わってきました。
そこで学んだのは、欧米を中心としたワイナリーの海外営業のあり方です。ワイン業界では、ワイナリーの海外営業担当が各国の代理店と二人三脚で施策を重ね、それぞれの市場で自社ブランドの存在価値を築いていきます。また、嗜好品でもある酒類は、ただ売り込むだけでは定着しません。代理店の先にいる卸先や一般消費者を巻き込み、実際に体験してもらうプロモーションと一体になった営業こそが、ブランドを市場に根付かせる鍵になります。
ワイン業界に身を置く一方で、日本酒好きが高じてロンドンの酒類教育機関WSET®のSAKE Level 3を取得し、WSET®の認定講師としての活動もしています。ワインと日本酒、2つの業界に関わるなかで強く感じたのが、海外市場におけるワイン業界と日本酒業界のギャップでした。メーカー自らが海外で営業やプロモーションを担うのが主流であるワイン業界に対し、日本酒をはじめとする日本産酒類の輸出は商社を通じた流通が主流です。そのため、海外市場は「商社や現地代理店に任せるもの」になってしまっているケースが多いのが実情です。
国内市場が縮小する中、海外市場に目を向けるのは自然な流れです。しかし海外市場においては、世界中のワインやスピリッツのメーカーがレストランや小売店での限られた採用枠を競い合っています。その中で自社ブランドを根付かせるには、造り手自身が市場に入り込み、現地で「選ばれる」理由をつくり続ける必要があります。
実際に、自社で海外営業を抱えて現地で積極的に動いている一部の酒造メーカーは、日本国外でも確かな存在感を示しています。とはいえ、多くの酒造メーカー様にとって海外営業の体制を自前で整えることは、人材の面でもナレッジの面でも容易ではありません。
2025年の日本酒の輸出額は約459億円です。その数字はこの5年で約2倍に伸びましたが、ワインの輸出額はフランスが約2兆円、イタリアも1兆円を超えています。比較的カジュアルなプライスレンジが中心のチリやオーストラリアであっても2,000億円前後に達しており、その差は歴然です。
しかしながら、日本酒をはじめとする日本産酒類にはワインに劣らない市場のポテンシャルがあると確信しています。足りないのは酒の力ではなく、それを世界に届ける仕組みだと考えています。
当社は、ワイン業界で培った経験と知見を活かし、日本の酒造メーカーの皆様の海外営業とプロモーションをご支援します。日本の酒を世界の市場に根付かせるために、全力を尽くしてまいります。
代表取締役 山口 涼子
